紙のリサイクル

紙は、さまざまな用途に再生されているリサイクルの優等生。日本では、平安時代の末には、一度使った紙を集めてすき返す、古紙再生が行われてきました。現在では、世界的な経済発展により、地球温暖化・環境破壊といった人類の存続を脅かす問題が深刻化している状況です。
これらの問題を少しからでも改善して行くために、AIPAでは永続可能な『循環型社会』の構築を推進しています。
限りある資源を有効に利用するため、AIPAは「紙」のリサイクルにより未来へ美しい自然を残していきます。

循環型社会構築を推進しています。



紙から紙を作るリサイクルの輪

オフィス・工場・店舗・家庭からの「紙」廃棄物の分別排出
オフィス・工場・店舗・家庭は「紙」廃棄物の発生源であると同時に再生品の消費現場でもあります。循環型社会は、まず廃棄物の発生段階でよりリサイクルしやすいようにできるだけ用途別に分別排出することと、再生品を優先的に使用することの二つで支えられています。


廃棄物(原料)の回収
オフィス・工場・店舗・家庭等から排出された紙廃棄物は、下記のルートで回収されます。

  • Aルート:AIPAの収集運搬車で、直接発生元から引き取る方法
  • Bルート:全国各地にあるAIPAの協力工場(古紙業者及び廃棄物処理業者等)へ、発生元の収集運搬車で持ち込む方法
  • Cルート:全国各地にあるAIPAの協力工場(古紙業者及び廃棄物処理業者等)の収集運搬車で発生元から引き取る方法。
  • Dルート:発生元の収集運搬車で直接AIPAへ持ち込む方法


AIPA 本社工場
無漂白&古紙100%再生パルプの開発・生産・供給
AIPAは、オフィス・工場・店舗・家庭等から独自のルートで回収した紙廃棄物を100%利用して再生パルプを製造する工場です。工場では3種類の最新鋭再生処理ラインを保有し、あらゆる紙廃棄物の利用を通して、構成組合員メーカーの多様な要求に応じた再生パルプを供給しております。構成組合員製紙メーカーでは、AIPAから調達した再生パルプを主原料に、各組合員メーカーが独自の製品開発を行い消費者ニーズに対応しています。

AIPA製品案内


グループ家庭紙工場
再生家庭紙の生産・販売
AIPAの構成員企業は、家庭紙メーカーです。AIPAの供給する無漂白&古紙100%再生パルプを原料にして、トイレットペーパーをはじめ書道半紙やティッシュペーパーなどを生産・販売しています。これらの再生家庭紙はいずれも天然パルプ素材の製品と同等の品質を誇り、各方面から高い評価を得ています。
AIPAグループ紹介


オフィス・工場・店舗・家庭への再生品の供給
トイレットペーパーやティッシュペーパーといった再生家庭紙は、生協やスーパー、コンビニなどあらゆる小売店で販売されています。消費者のリサイクル意識の高まりとともに、流通業界においても意識が高まり、「再生紙コーナー」を設けて再生紙の拡販に取り組んでいます。

機密書類・紙ごみの回収はAIPAリサイクルセンター

 オフィスから発生する重要機密書類を、段ボール等の包装を開くことなく【密封丸ごと】破砕処理(抹消)が可能。
破砕後の機密書類は、すべて愛媛県四国中央市の古紙再生パルプ工場で溶解再生(リサイクル)し、資源へと生まれ変わります。
 機密文書の破砕処理(抹消)と溶解再生(リサイクル)において、機密情報漏洩等の責任を明確にするため、機密文書の処理に応じて【破砕抹消処理証明書】と【マテリアルリサイクル証明書】を発行いたします。